12/31イベント弁当
イベント弁当では、日本の習わし、季節を感じられる手作りのお弁当を年4回お届けしています。
3月おはぎ弁当、6月ワクワク満載弁当、9月秋の味覚弁当、大みそかには赤飯・おせち弁当をお届けしており、本日は61件97食のご注文をいただきました。
お弁当の献立は赤飯、そば、鮭昆布巻、生酢、うま煮、かまぼこ、黒豆、海老天、数の子です。
「おせちを食べたいけど身体が思うように動かず作れない…」、「作っても食べきれない」などのお声もあり慈恵園のお弁当でお正月を感じ明るい新年を迎えることができるよう、毎年愛情をこめて手作りしています。
赤飯
日本では古くから赤い色には邪気を祓う力があると考えられており、神様に赤米を炊いて供える風習があったといわれています。災いを避ける、魔除けの意味でお祝いの席で振舞われるようになりました。
そば
そばはほかの麺類に比べて切れやすいことから、「1年の厄災や苦労を切り捨てて翌年に持ち越さない」という願いを込めて年越しそばを食べるといわれています。
鮭昆布巻き
昆布は「よろこぶ」の語呂合わせから「喜ぶ」とされ、「養老昆布(よろこぶ)」とも掛けることから、お祝いの意味の他にも不老長寿の願いが込められています。
調味料を入れる前に1時間、さらに約6時間煮込むことで、味が染み染み、この大きさと厚みがあるにもかかわらず驚きの柔らかさ。慈恵園自慢の一品です。
生酢
紅白なますは、紅白の水引をイメージし細く切った人参と大根で表現したもので、一家の平和を願う縁起物とされています。
うま煮
煮しめには、一つひとつの食材に縁起を担いだ意味が込められたさまざまな山の幸が、一つの鍋で一緒くたに煮られることから「家族が仲良く結ばれますように」との願いが込められています。食べたらホッとする優しい味付けに仕上がっています。
黒豆
黒豆には、「まめに心を配って生活する」「まめに暮らせるように」という願いが込められています。 昔の時代には、今よりもきっと「まめに働くことができる」ということが、より重要なものとして人々に根付いていた精神だったため、このような願いを込めて、おせち料理として食べられていたのでしょう。
海老天
海老『腰が曲がるまで』という長寿の象徴で、ゆでた後の赤は高貴な色でおめでたい食べ物ともされています。
数の子
数の子はニシンの卵のことです。 ニシンは漢字で「二親」と当てることができ、非常に多くの卵を持つことから、「たくさんの子に恵まれますように」「我が家が代々栄えますように」と願っておせち料理に使われています。
開けた時に食べるのが楽しみになるよう彩やバランスを考え丁寧に細心の注意を払って盛り付けます。配達時間も迫ってくるのでテキパキと手際よく盛り付けなければなりません。
配達は施設長、事務長、相談員、事務員、用務員の多職種で協力して毎回ご自宅までお届けしています。
今年も一年大変お世話になりました。来年も広報誌やスタッフブログ等でお客様の表情や慈恵園の取組を発信していきます。