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第10回学習療法施設間交流会

毎年開催している学習療法施設間交流会、最近はリモート式でしたが、今年は数年ぶりに対面式で開催することが出来ましたー!

学習療法施設間交流会は、学習療法を導入している施設さま・これから導入を検討している施設さまにご参加いただき、事例発表や情報共有をして学習療法について考えを深める場、困りごと解消の場となっています。

ご参加くださったのは3施設6名

社会福祉法人栄和会ひらおか梅花実 デイサービスセンターより2名

ごりょうの丘 小規模多機能ホーム有料老人ホーム すまいるふらのより2名

小規模多機能ホームぬくもりの家 えんより2名

そしていつもお世話になっている、学習療法の教材を作っている会社、

学習療法センターから本田様、橋本様がご参加くださいました。

職員は施設長・部長・学習療法委員の8名が参加、合計16名での開催となりました。

開会前には慈恵園のユニット紹介・委員会紹介のポスターをご覧いただいています。

司会は今年から委員メンバーの久保田CWが務めさせていただきました!

開会あいさつを川邊施設長より

事例発表を3題。

1.芦別慈恵園 複合型在宅サービス 進藤CWより

 「コロナに負けるな!!振り返りとこれから」

 コロナが大流行の中、どのように対策・運営したかについてまとめました。

2.芦別慈恵園 鈴木リーダーより

 「想いをつなぐために」

 慈恵園は学習療法を取り入れ17年間になります。コロナの影響や職員不足等で学習療法を休止している施設が多くある事を知り、慈恵園が学習療法を継続してこられた理由・工夫をお伝えし、少しでも参考になればという思いからこの発表ができました。

3つ目の発表ですが、今回の交流会ではもう1施設ご参加予定でした。

特別養護老人ホーム石狩希久の園さまです。

諸事情によりご参加がかなわず、希久の園の職員に成り代わり、

学習療法センター橋本様が発表くださいました。

3.特別養護老人ホーム石狩希久の園 

 統括リーダー 学習療法マスター 菊地翔様(橋本直子様)

希久の園さまでは学習療法を2006年から開始。札幌圏内では初導入の施設さまです。

導入後1年半休止した時期もありましたが、

2014年には福島で行われたシンポジウムでもご発表されました。

希久の園さまでは「介護アシスタント」という学習療法を支援する方がいます。

2022年春に1名いた介護アシスタントTさんが卒業、

新たに3名の介護アシスタントを迎えました。うち、2名は近隣の学校の学生です。

ですが、2023年春には学生は就職活動、もう1名も事情により卒業することに…

そんななか介護アシスタントをしていた学生の紹介で5月に新たに1名をお迎えすることになりました。

6月からは一人で支援をしているHさん。「お客様との学習療法、コミュニケーションのためにスタッフを雇っている施設(で働くの)は初めて!」と話され、学習療法支援に対してもとても熱心に取り組まれていることをご紹介くださいました。

発表3題のあとにはすこしの休憩を。芦別市のお店のお菓子を出させていただきました♪

みなさんにも好評でたいへん嬉しいです(^^)/

先ほどの事例発表の内容についてや、コロナ禍での各施設での取り組み、

また、今後行いたいことなどを3グループに分かれて交流しました。

1グループ

コロナ禍、休止することもあり、休むとお客様の状態レベルが下がったが、

また交流すると以前のように戻られた。継続することが大事。

お客様の体験談を伺えることが学習療法のすごいところ。

学習療法ボランティアや、地域サポーターを実施している事例を聞けたのが良かった。

コロナ対策では、PPEの着脱などの平時からの対策と何かあれば他施設へもお手伝いに行き助け合うことが必要。

2グループ

それぞれの施設で、コロナ対策中の支援方法は1対1支援に切り替える、

使用前、使用後の手指や物品の消毒をする、居室で行うなどといった工夫があった。

学習療法をしているからこそ文字が書け、年賀状や暑中見舞いなど書いて頂きご家族に送っている。

今後やりたいこととして、他施設が8月に家族交流会を予定していることを聞き、ご家族に学習療法の様子を見て頂く「参観日」を開催したい思いが強まった。

3グループ

デイサービスでの宿題はご家族の協力も必要になる。

すうじ盤を個人購入しているかたもいると聞き、意欲に驚いた。

支援中、お話が好きで止まらない方もいるが、話す時間と集中する時間のメリハリをつけることが大事である。

デイサービス(学習療法)が休止となって、文字が書けなくなったお客様もいて、継続の大切さを感じた。

総括を本田様、橋本様よりいただきました。

「支援をするときに意識してほしいことが、「お客様のためになる」ということです。

そこを意識して提供するのとしないのでは効果に差があります。

本日の刺激をエネルギーに、学習療法を活用していただければ嬉しいです」

「やっぱり、対面ていいですね。認知症はケアの時代ではなくリハビリの時代になりました。学習療法でリハビリをし、お元気のために今後もご活用ください。」

閉会のあいさつを和田部長より

最後に記念撮影

閉会後には施設見学でみなさんに園内をご覧いただきました。

昨年末に改修した職員休憩室やなごみ1区、とても好評でした。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

また、今回ご参加がかなわなかった施設さまも交流会は毎年開催予定です!

来年以降もまたみなさんと集まれることを楽しみにしています!

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