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みんなで介護を考える会 市民講座を開催

みんなで介護を考える会では、2月27日、市民講座を開催しました。講師は、中野記念病院理事長で院長の紺野雅人先生で、87名の市民が、認知症の治療や最近の話題について学びました。

抗認知症薬について分かりやすく説明があり、脳を活性化する薬と神経伝達を抑制する薬、そして新しい薬として脳細胞の低下進行を抑える薬の3種類が紹介されました。特に新しい薬は厳格な適用要件があり治療費も高額なことが紹介されました。

先生は、薬の効果が認められる人には、進行を遅らせて自分の人生を考える期間とすることが出来る一方で、薬の治療がすべてではなくて、社会の中でどう生きるのか考えて自分らしく生きることが大事であり、介護サービスなども有効に活用しながら生活することが大切であると話されました。コミュニケーションをすること、日常生活の中で社会参加することで社会の一員として生きることで、認知症は進行を遅らせることが出来て、それも建設的な「治療」である。認知症の治療のタイミングは、本人や家族が生活に支障が出て周りの人も社会的に困った状況が発生した時がそのタイミングであると。

参加者からも、認知症の治療について専門的な薬の話であったが認識が深まった。丁寧で分かりやすかったし人との関りが大切なことが分かったので今後の生活の幅が増やせる切っ掛けになったなど、たくさんの声が聞かれました。

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